長崎には、尻尾が曲がっている「尾曲がりネコ」たちが多く住んでいます。
この「尾曲がりネコ」たちは、もともとインドネシアのジャカルタ周辺が原産地と考えられており、日本では、江戸時代中期から後期にかけて突然現れたと言われています。
なぜ尻尾が曲がっているのか?
「尾椎が変形したり、数が少なくなる遺伝子を持った猫」(京都大学名誉教授:野澤 謙 先生の学説)
尾曲がりネコは出島にやってきた!?
ネズミ対策のために猫を貿易船に乗せた!!
これは、海洋保険会社ロイズの書類です。
内容は、猫を乗せて航海するという契約でしたが、猫を乗せなかったため商品がネズミに荒らされたということが書かれています。
このことからも、江戸時代唯一の海外貿易港であった長崎出島に、インドネシアから乗ってきた尾曲がりネコたちが出島に上陸したと想像できます。